こんなお悩みありませんか?
歯みがき中に歯が痛む
偏頭痛
肩こり
首筋が痛い
こめかみが痛い
前歯を舌で触ったらザラザラする感じがする
夜中にトイレに行くことが多い
朝起きると顎がだるい
睡眠時間は足りているのにスッキリしない
何かしている時に食い縛っている気がする
運転、料理中、パソコン中など、集中している時に息が止まっている
前に治療した歯がしっくりこない、違和感がある
口が開かない
睡眠障害と咬み合わせの関係
睡眠に関係するさまざまな病気の総称を「睡眠障害」といいますが、一般的には就寝時の寝室の環境をはじめ、身体的、精神的な多様な要因が引き起こすとされています。そして、その要因のひとつに、「咬み合わせ」の問題が挙げられます。歯と睡眠。一見、関係なさそうな両者ですが、睡眠障害を抱える方の話を詳しく聞くと、多くの場合で咬み合わせの不具合が絡んでいます。
次項で挙げるさまざまな症状は、ひと言でいえば、咬み合わせの不具合が原因で起きていて、咬み合わせと睡眠障害の因果関係を証すものといえます。というのも、歯はお口の中で、もともと左右上下、バランスよく均等に圧力がかかり、咬み合わせも正常な位置にあるのが基本的な状態です。ところが、歯が抜けた欠損部分があったり、被せ物の不具合などによって口腔内のバランスが少しでも崩れてしまうと、歯が正しく噛み合わなくなり、それが身体の「歪み」となって、さまざまな症状として出てきてしまうのです。
人間の身体はお口の中をはじめ、全体的な骨や筋肉のバランスにより成り立っています。そのため咬み合わせの不具合が、顎の関節や顔の筋肉に負荷をかけ、それを調整しようと首や背中の筋肉にまで影響し、首や肩の凝りや痛み、さらにそこから偏頭痛などが発症するケースがあります。そうした症状はお口の中から身体のあちこちに広がっていきます。咬み合わせの不具合による負荷は、たいてい歯ぎしりや食いしばりも起こしていることから、歯が削れたり、割れたりして、さらにバランスを崩す結果に陥ります。
咬み合わせの不具合は、こうした睡眠障害などを起こす前に治療を受けておくべきですが、大きな違和感などがない場合、見過ごしがちです。咬み合わせの不具合を主訴として来院される患者さまはほぼいないので、そのほかの症状があるとき、とくに「いびき」や「歯ぎしり」がある方は、診療の際、世間話のついでにいろいろお話しください。そこから、院長が解明していきます。
そして、最終的に咬み合わせの不具合が原因だと判明した際には、対処治療を行います。咬み合わせを整え、調整すれば問題を軽減、あるいは解決することも可能かもしれません。良質な深い睡眠は健康の源といってもいいでしょう。「咬み合わせ」について研究を重ねている当院院長がその問題を解決し、患者さまを健康な状態へと導きます。
一見、歯と無関係そうな"睡眠障害"が、実は『噛合せ』と関係しているんです!
睡眠障害と言われるものには、就寝中頻繁にトイレに起きる、寝起きがすっきりしない、などといった、あまり深刻ではなさそうなものから、睡眠時無呼吸症候群による居眠り運転事故といった危険度の高い生活上の支障をきたすものまであります。さらに身体上の症状として肩こり、偏頭痛から脳梗塞まで含めると、実に多くが「咬み合わせ」によって引き起こされているといえます。
たとえば、「睡眠時無呼吸症候群」の人は「いびき」を伴う場合が多く、実際、日本では「習慣的にいびきをかく人」が2,000万人以上いるという調査があります。そのうちの約10%=200万人が、睡眠中に数十秒間、そして数十回、呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」の患者だといわれています。
睡眠時無呼吸症候群の人は、寝ている間に無呼吸になり、酸素を取り入れようとして睡眠中でも脳が起きている状態=浅い眠りしかできていません。そのため、朝起きてもすっきりしないばかりか、寝ても疲れがとれないと感じるのです。さらに睡眠中の無呼吸状態が悪化すると、朝起きて頭痛がしたり、昼間、異常な睡魔に襲われたりするなど、症状も重くなり、仕事の能率低下、居眠り運転事故など、社会生活にまで影響を及ぼすことが証明されています。また、睡眠時無呼吸症候群は、身体的にも、高血圧、不整脈、心臓病、脳梗塞を誘発するほか、記憶力や思考力の低下を招くといった健康上の大きなリスクにもつながります。
こうした症状などについて患者さまの話を聞きながら追求していくと、経験上、行き当たることが多く、患者さま自身は認識していないことがほとんどです。あるいは、咬み合わせではなく、ほかのところに原因があると考えているのが普通です。そこで、むし歯の治療や定期検診など通常の診療の際に、院長やスタッフが患者さまとの会話の断片から、咬み合わせと睡眠障害や身体的症状などに関係することなどを拾い上げ、治療へともって行くこともあります。
睡眠の質を上げるための取り組み
睡眠障害などの問題症状を解消するために、当院では、これまでの治療が原因で歯の高さがズレている症例には、被せ物をつくり直したり、調整したり、口腔内の噛み合わせの不具合を治療するのはもちろんのこと、普段の生活習慣などのアドバイスなどを行うこともあります。また、歯ぎしりの対策として、患者さまに合ったオーダーメイドのマウスピース(ナイトガード)を作製することもあります。歯へのダメージを軽減し、睡眠の質の改善を図ります。
睡眠時無呼吸症候群の可能性がある場合は、まず内科で睡眠時の検査を受けていただいた上で、必要であればCPAP(シーパップ=持続陽圧呼吸療器)という装置を使用していただきます。これは、睡眠時、気道を広げて呼吸を助ける呼吸補助装置で、無呼吸になるのを防ぎます。
歯科医院においては、内科からの検査結果の記載された紹介状などがあれば、いびきを治療するためのスリープスプリントと言う装置をオーダーメイドで作成します。基本的には、軽度から中度ですが、重度の場合でもCPAPが合わない場合などでも保険内にて、いびき軽減のために作成することができます。
内科の診断書などがなくても、自費の診療で作成することは可能です。(税込33,000円)
こうした道具の手を借りたり、ほかの対策を講じたりすることで睡眠の質を高めることが重要な取り組みである一方、当院としては、咬合を診断する装置を用いて、「咬み合わせ」を検査しご自身の状態を把握して、その上で治療を行うといった診断を行うことができます。
咬み合わせと睡眠の関係に思いあたる方は、まずご相談ください。